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生物学実験:遺伝の模擬実験

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メンデルの法則によれば、純系の個体どうしを交雑させた雑種第一代の個体を自家受精させると、雑種第二代では優性形質を持つ個体と劣性形質を持つ個体が3:1の比で現れることになっています。しかし、本当にそんなにきれいな比になるのでしょうか? そこで、模擬実験を行なって、優性と劣性の実際の分離比を確かめてみました。

遺伝の模式図

緑の飴一個と黄色の飴一個を対立遺伝子に見立て、一つの袋に入れて持ちます。オス役とメス役の二人が同時に袋から飴を一つ無作為に取り出し、色の組み合わせを見ます。この作業が交配にあたり、色の組み合わせが雑種第二代の遺伝子型にあたります。緑が優性(G)、黄色が劣性(g)とすると、一人が緑でもう一人が黄色なら表現型は緑(遺伝子型Gg)、二人とも黄色なら表現型は黄色(遺伝子型gg)となります。

飴実験

この交配作業を各班200回繰り返し、表現型の分離比を求めます。その後、全員のデータを黒板に書き出して集計します。

集計

試行回数が少ないうちは優性形質と劣性形質の比が3:1から大きく離れていましたが、回数が増えて行くにつれて理論値に近付いて行くことがわかりました。

グラフ

実験に使った飴は、授業の後でおいしくいただきました。

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